言いたい事は言った方が･･

九月に注文していたパターンオーダーのレザージャケットが出来上がって
きました。実は11/1に届いてたんですが、納品前に注文先から事前連絡が
入ってまして、、

「今回のジャケットは革の仕上りが本来のものと違っておりまして、もう
一度作り直させていただけないでしょうか？先日、工場からジャケットの
パーツが届いたのですが、革の仕上りが不十分のまま裁断されてました。
今回のジャケットは一先ず組み上げてお送りいたします。 」との事。

更に「寸法やデザインを見て頂き、もし変更があれば反映させて頂きます。
作り直している間、ジャケットはご着用いただいて構いません。追加費用
はございません。出来上がりましたらお送りいたしますので、同時に今回
のジャケットをご返送いただければと思います。」なんだそうです(^^;)

二か月間出来上がりを心待ちにしていたので、少々拍子抜けしたのですが、
まずは届いたジャケットを確認してみました。

これは数日間着てみて、今日撮ったのでだいぶ身体に馴染んた状態です
ので中々良い感じになってきました。但し･･･

各所のサイズがちょっと不味かったですね。元々このジャケットはオーダー
する前に採寸用のナイロン製のサンプルにあるベルクロを締めこんで自分
のサイズを出す方法（中々斬新です）をとってらっしゃるんですが、私の
採寸が宜しくなかったんですね。と言っても全然サイズが違う訳ではなく、
多分吊るしで売ってるものだとこんなもんだと思える微妙なレベルなんで
すがね。因みに肩幅と前後の着丈はバッチリだったんですが。。

レザーのオーダーは初めてですが、スーツやコートよりも難しいですね。。
着丈も短くて且つ身体にピッタリのジャストサイズにさせる事が前提です
し、中に何をどれだけ着込むかによってもサイズが変わりますしね。

折角作り直してもらうんですし、オーダーメイドですからサイズには拘り
たいですわね。鏡の前で「ココはあと何センチぐらい詰めて、ここは、」
とやってみたんですが、段々分からなくなってきて(笑)、直接お伺いして
みてもらう事にしました。

今日は奥さんと一緒にお休みをもらってたので、行ってきました越谷へ。。
電車を乗継ぎ、せんげん台駅に到着。そこから歩いて10分ぐらいでしょう
か？迷わず到着しました。

到着後、雑談交じりにじっくり採寸してもらいました。結果、修正箇所は
8か所！！になりました(^^;)

1.両肩の間の幅詰め（特に前面は余裕があり過ぎてガボガボ）
2.胴囲を少し広げる（内ポケットに財布いれるとちとキツイ）
3.裾を少し詰める（裾が横ハネしてるのがちょっとカッコ悪い）
4.アームホールを少し狭く（他の部分とバランスがとれない）
5.二の腕の辺りを狭める（ダボ付く感じなんで）
6.肘の回りを狭める（完全にダボ付いてる）
7.手首の回りを少し狭める（もうちっと締めたい）
8.袖丈を少し短くする

それぞれ1～4センチぐらいの調整ですが、一番大きいのは前面の胸上部
を8センチ詰める事にしました。背中の方は4センチなんですがね。。

中に着込むのはインナーシャツ+シャツ+薄手のセーターを想定してます。
これで少々パツパツにしておけば、春と初秋にインナーシャツ+シャツの上
に羽織ってもダボ付かないかな。と。

吊るしと一番違いが出るのはジッパーを締めた時で、これがジャストだ
とかなりカッコいいと思うんですがね～

因みに革の仕上りが不十分ってのは、鞣しが違うタイプの革だったんだ
そうです。オプションでセミアニリンという柔らかい革を選択してたんです
が、スタンダートタイプで裁断してきたという事でした。どうりで少々硬く
感じたわけです。2番目に厚い1.2mmの牛革ですからちょっとゴツい感じ
です。革は柔らかいに越した事はなさそうです。

出来上がりは1月末になりそうです。結局今シーズンは上記の画像にある
ものを着て、来春から本格デビューする事になります。
怪我の功名じゃないですが、結果良かったんじゃないかと思います。